この記事では、ドローン測量に使う機体を探している人に向けて、おすすめの機体を紹介しています。
ドローンを使った測量は、地上での測量とは違うデータが測れることから、ドローン測量を取り入れようとするケースも増えてきました。
しかし、これからドローンを使っての測量を始めようとする場合、どんな機体を選べばいいのか迷ってしまうことも少なくありません。
そこで今回は、ドローン測量に最適な機体をセレクトして、それぞれの特徴を解説していきます。
ドローンであればどんな機体でもいいというわけではないので、どういったポイントが測量に適しているのか、というところに注目して読んでみてください。
ドローン測量におすすめ機体を紹介
1.「PHANTOM 4 RTK」
ドローン測量に特化した機体で、扱いやすさとコスパを重視したいという人におすすめなのが、「PHANTOM 4 RTK」です。
高精度のドローン測量のために設計されており、Phantom4PROシリーズで定評のあるメカニカルシャッターを搭載したイメージングシステムに加え、リアルタイムRTKをサポートし撮影した写真全てに正確な位置データを記録をしますので、一般的なドローン測量であれば、この機体がおすすめです。
2.「Mavic 2 Pro」
これからドローン測量を始めるという人には、小型でカメラの性能が高い「Mavic 2 Pro」もおすすめです。
Mavic 2 Proは測量用として開発されたドローンではないのですが、カメラのサイズが1インチ、画素数が2000万画素となっており、測量用としても十分活用できます。
また、“ CMOSセンサー”を兼ね備えているため、高性能ながら消費電力を抑えることが可能です。
全方向に障害物検知システムが装備されているので、ドローン操作に不慣れな初心者や大型のドローンを持ち運びにく現場でも安心して操作できます。
3.「Matrice300 RTK」
「Matrice300 RTK」は、DJI社が新たに開発をした次世代の大型ドローンです。
このドローンは障害物を回避するための各種センサーや画像認識システムなど、数多くの先進機能を搭載し、さらにはRTK機能(ネットワークRTK、DRTK-2)により通常、数mのある位置精度の誤差が、数cmにまで抑えられます。
位置情報の誤差が少なければ、樹木や電線などの障害物がある場所で飛行する場合も、安全に飛行させることが可能で、橋梁などのインフラ設備の点検などで安心して使用できることを想定した機体ですが、先日発表された Zenmuse P1 と組み合わせることで、高精度で高品質なドローン測量に対応できることが魅力です。
4.「Inspire 2」
RTKを必要としない場所であれば、高性能なカメラを搭載したプロ仕様の「Inspire 2」がおすすめです。
Inspire 2は、バッテリーが二つ同時に搭載できたり、バッテリーの自動保温機能が搭載されていたりとバッテリートラブルに強く、安全性の高さは一般的に認知されています。
「Inspire 2 STD COMBO 測量セット」なる、測量に特化したパッケージも販売されているので、ドローン測量のクオリティを上げたいという人にもおすすめできる機体です。
5.「Matrice 600 Pro」
「Matrice 600 Pro」は、測量用ドローンの中で王道とも言える機体です。
ドローンメーカー専用のカメラだけでなく、一眼レフカメラや1億画素以上の超高解像度カメラなどの搭載にも対応できます。
ただ、その分機体が大きくなってしまうため、機体の移動は宅配便などではなく、車移動が懸命でしょう。
市販品の一眼レフカメラや、測量用の超高性能カメラと組み合わせたドローン測量の機体を探している人は、Matrice 600 Proを検討してみてはいかがでしょうか。
ドローン測量では自分のスキルと相談して機体を選ぼう
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、測量に最適なドローンの機体がご理解いただけたと思います。
自分の操縦スキルとドローンの性能を照らし合わせながら、測量に使えるドローンを選んでみてください。
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