前回の記事にてZenmuse P1で実際に撮影した画像を使ってPix4Dmapperで画像処理を行いましたが、同じ写真を使用してPix4D社の新しいSfMソフトウェアPix4Dmaticでも画像処理を行いましたのでご案内をいたします。なお撮影条件やカメラの諸元につきましては前回記事のサンプルデータを利用しております。
【御注意事項】
撮影画像につきましては実施した時点での各種ファームウェアのため、実際にお手元に届く製品と異なる可能性があることをご了承願います。
Pix4Dmaticの処理条件
・ソフトウェアバージョン: Pix4Dmatic Ver1.7.0(安定版)
画像処理結果
Pix4Dmaticの標準手順で処理をしましたが、問題なく処理は完了し、各種データ(高密度点群、DSM、オルソモザイク等)の出力が完了をいたしました。
【画像処理設定中の画面】
【Pix4Dmaticの処理結果のデータ出力機能について】 Pix4Dmapperの「品質レポート」に該当するレポート機能につきましては現行のバージョンでは簡易的で見やすいユーザーインターフェースとなっております(下図の赤色で囲っている部分)。
標定点の詳細な誤差や処理結果については「Export」ボタンを押すとテキストベースで出力をされる仕様となっておりますが、今後のソフトウェアバージョンアップで機能拡充も予定されております。
Pix4D社の新しいSfMソフトウェアPix4Dmaticは、Pix4Dmapperと比べて大規模プロジェクトを標準的な処理テンプレートにて安定した画像処理することが可能なソフトウェアとなっております。今回ご紹介をしたドローン+カメラ構成以外でも、Pix4D社が公開している対応カメラモデルのドローンであればPix4Dmapperより高速処理ができますので、是非トライアルにてお試しを頂ければ幸いです。
<謝辞>
Zenmuse P1の画像処理試験にあたり、撮影データにつきましてはDJIドローン正規代理店の株式会社セキド様よりご提供を頂きました。ご協力をいただき誠にありがとうございました。
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