自社事業において数値地形モデルの導入を検討するにあたり、まずは、入念にリサーチしておくことをおすすめします。
本記事では、数値地形モデルの活用にともなう2種類の三次元データの相違ポイントを解説しています。
数値地形モデルの取り入れを検討している方は、是非参考にしてみてください。
数値地形モデル(DTM)の活用例
数値地形モデルと数値標高モデルには、数多くの類似ポイントが存在します。
そのため、数値地形モデルの活用を検討するにあたり、まずは、2つの違いについて理解を深めておくことが重要です。
ここでは、2種類の三次元データの違いについて、各ポイント別に解説してゆきます。
数値地形モデルと数値標高モデルにまつわる特徴の違い
数値地形モデルと数値標高モデルには、それぞれ異なった特徴があります。
それぞれの特徴にまつわる具体的な詳細については以下のとおりです。
■数値地形モデルの特徴
地表面の標高を表した三次元データ。
樹木や各種建造物(ビル/家屋/電波塔/橋など)の高さを含まない。
■数値標高モデルの特徴
数値地形モデルと同様に、地表面の標高を基に表現された三次元データ。
樹木や各種建造物(ビル/家屋/電波塔/橋など)の高さを含む。
つまり、2種類の三次元データは、以下の概念から成り立つデータだといえます。
■数値地形モデル=裸の地球データ
■数値標高モデル=現時点での地球の表面データ
数値地形モデルと数値標高モデルにまつわる活用事例の違い
前述の項にて述べた「2種類の特徴の違い」と同様に、数値地形モデルと数値標高モデルには、それぞれ異なった活用事例が存在します。
2つの三次元データにまつわる活用事例の相違ポイントについては以下のとおりです。
■数値地形モデルの活用事例
・排水や洪水などのモデリング
・土地利用に関する研究
・地質学上におけるアプリケーション
■数値標高モデルの活用事例
・各種都市や景観などのモデリング
・可視化による検証に役立つアプリケーション
数値地形モデルと数値標高モデルの違いを知っておくことが大切
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、数値地形モデルと数値標高モデルの違いについてご理解いただけたと思います。
本記事の内容について高い関心を持たれた方は、是非、2種類の三次元データの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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