写真測量の導入を検討している企業のなかには、「あらかじめ写真測量の原理について知っておきたい」などの考えを持っている経営者や担当者も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、写真測量の原理と具体的な種類・特徴をまとめました。
写真測量の原理について理解を深めたいと考えている方は、是非参考にしてみてください。
写真測量の原理
写真測量の原理について理解を深めておくことは、正確かつスムーズな写真測量の実現につながります。
ここでは、写真測量の原理と具体的な種類について紹介します。
写真測量の原理とは
写真測量とは、2枚の写真に写っている対象物上の同じ点を、三角測量の基本法則にて座標計測する方法のことを指します。
つまり、写真測量にて得られる情報に関しては、複数枚の写真に写っている物体の計測値となるのです。
言葉を返せば、「写真に写っていない対象物」や「単体の写真にのみ写っている対象物(複数枚の写真に写っていないもの)」については、計測を実施することができないということになります。
写真測量の具体的な種類と特徴
写真測量には、大きく分けて「地上写真測量」と「空中写真測量」の2種類に分類することができます。
また、2種類の測量方法には、それぞれに異なった概要や特徴が含まれています。
「地上写真測量」と「空中写真測量」の具体的な概要や特徴については以下のとおりです。
■地上写真測量
地上に設置されたカメラで水平に物体を撮影する測量方法。
また、地上写真測量では、地上用のカメラにて撮影されたステレオ写真が用いられる。
・測量の目的
人体、建築物、工業製品(航空機/自動車など)の計測。
交通事故の検証。
など
■空中写真測量
航空機やヘリコプターなどを用いて空中から対象物を撮影する測量方法
また、航空機やヘリコプターの搭載カメラにて撮影されたステレオ写真が用いられる。
・測量の目的
地形図の作成
前述のポイントを十分に理解・把握したうえで、自社にとってもっとも最適な測量方法を選択しましょう。
写真測量の原理について理解を深めよう
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、写真測量の原理と具体的な種類・それぞれの特徴についてご理解いただけたと思います。
写真測量の原理や具体的な種類について理解を深めたうえで、正確かつ滞りのない測量・計量を実現しましょう。
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