top of page

P4 MULTISPECTRAL の画像処理について

更新日:2020年10月16日

注:本記事は2019年11月14日に掲載したコラムの再掲となります。 DJIが開催する業務用ドローンカンファレンス DJI AirWorks 2019 にて、精密農業向けにマルチスペクトルカメラとドローンが統合されたP4 MULTISPECTRAL (P4M) の画像をPix4Dmapperにて処理が可能とアナウンスをされておりましたが、このたびサンプルデータを入手できましたので、当社にて画像処理を行った結果をお知らせいたします。

写真撮影の条件 ・オーバーラップ80%、サイドラップ60%にて撮影 ・GSD:2.06cm/画素 画像情報 ・カメラモデルはDJI6360という名称となっておりました FC6360_5.7_1600x1300 (Blue), TIFFフォーマット FC6360_5.7_1600x1300 (Green), TIFFフォーマット FC6360_5.7_1600x1300 (Red), TIFFフォーマット FC6360_5.7_1600x1300 (Red edge), TIFFフォーマット FC6360_5.7_1600x1300 (NIR), TIFFフォーマット FC6360_5.7_1600x1300 (RGB), jpegフォーマッ ・焦点距離はEXIF上で6mmとなっていました ・ピクセル数は1,600x1,300画素となっていました 画像処理パラメータ ・Pix4Dmapperの処理はAg Multispectrumのテンプレートを使用 ※ただし内部パラメータの最適化部分を「全て」から「初期設定」に変更 処理結果 上記のパラメータにて正常に画像処理が完了し、rayCloud上にて以下の表示、ならびに指数計算機能にてAg Multispectrumのテンプレートの標準出力であるNDVIが出力できることを確認しました。また指数計算機能にてNDREの計算式を入力し、計算処理も併せて確認しました 画像処理の注意事項 当社にて気づいた画像処理を行う際の注意事項は以下の通りです。 ① 画像処理をする際にRGBカメラで撮影したJPEG画像を一緒に取り込まないこと  ※TIFFフォーマットの単バンド画像とJPEGフォーマットのRGB写真の混在により画像処理結果が悪くなるだけでなく、指数計算機画面の右側にある「反射率地図」のところにRGBカメラの画像を3バンドの波長に分解したデータが作成されてしまいます ② 処理オプション内部パラメータの最適化部分を「全て」から「初期設定」に変更すること  ※「全て」のままにしておくと処理が正常に進まなかったり、初期処理結果が悪くなることがありました P4 MULTISPECTRAL (P4M) を使ってPix4Dmapperの画像処理をご検討されている皆様の参考になれば幸いです。 当社ではP4 MULTISPECTRAL (P4M) をご購入されてPix4Dmapperで画像処理をされた方で、上記以外の処理パラメータで実施されたケースや、比較検証をされた事例を本ブログならびにFaceBookサイトにて共有をしていきたいと思います。またP4Mの画像処理データ検証にご協力を頂けるユーザー様を募集しております。ご協力を頂けるユーザー様は是非 こちら までお問合せください。

P4 MULTISPECTRAL (P4M) サンプル画像 ご協力 深空株式会社 様(DJI認定ストア大阪)

閲覧数:517回0件のコメント
bottom of page